2015/03/21

Sojourner メダルの違う側面


ニュージーランドのレベル16エージェント、Gavin さんから、こんなポストがありました。彼の、挑戦について。
グッと来たので、訳してみました。


原文: A different spin on Sojourner 
Sojourner メダルの違う側面

Soujounerには、登場して以来たくさんのコメントがあった。ほとんどはこのメダルのネガティブな面への批判だ。このポストはそれに関して話すためのものじゃない。

僕はイングレスとうつ病に関して、そして、Sojourner がうつ病に苦しむ僕達にどれだけポジティブな挑戦を創るかを話したい。

結構多くの人が僕がどれだけガチか知っているだろう。あまり知られていないのは多分、うつ病とつきあっている人と同様、僕のプレイの仕方は精神状態にだいぶ左右されることだ。いい気分の時は、どんどん外に出てプレイするし、特に運動するといった振る舞いそのものが、よりよい精神状態を生んでくれる。

気分が悪い時は? 僕はまったくプレイしない。数日のオフを楽しんで、ポータルをリチャージするためにパワーキューブをいじる以外は、まったくプレイしない。うつが来たら、家からは出ない。そして、ああ、僕は自宅ポータルを持っていない(笑)。

どこがうつ病と関係あるのかって? そう、うつ病持ちの人にとって、毎日、長期間にわたってハックを期待される Sojourner は信じられないほど困難なんだ。

でも、これは、それを無視したり、諦めたりすることを意味するだろうか? 絶対に違う。Sojourner を選ぶかどうかは君しだいだけれど。

うつ病の犠牲になった一人として、僕は Sojourner の挑戦を受け入れた。なぜならそれは直接、僕のうつ病に挑戦しているからだ。外に出て、一日2回ハックする、理想的なのは朝と夜、それはうつ病持ちにはかなり難しい。Sojourner は真正面から挑戦している。

そう、僕は単純に僕のうつ病に挑むために、360日、毎日、自分を外へと出すために、Sojourner の挑戦を受け入れている。人生のあらゆることと同じように、気楽な日にはそれは簡単だ。チャレンジングなのは、落ち込んでいる時もそれを続けることだ。

僕は、うつ病で苦しんでいる僕のイングレスの友達にも、このチャレンジを受け入れるよう、申し入れたい。毎日、世界へ飛び出すんだ、何があろうとも (^^)

#AHackADayKeepsDepressionAway  


2015/01/31

文化庁メディア芸術祭でIngress!

昨年発表されましたが、Ingressが、第18回メディア芸術祭でエンターテイメント部門「大賞」を授賞しました。

来週2月3日、文化庁メディア芸術祭の贈呈式に、僕と、UX/アートディレクターのデニス・ホワン(Dennis Hwang) が来日して登壇します。

デニスと一緒に日本で登壇できることは、実は僕にとってとても感慨深いです。Niantic Labsに誘ってくれたのがそもそも彼なのですが、それだけではありません。8年前、僕がGoogleに入った時の面接の最後に出てきたのが彼でした。そして、最初のマネージャーになりました。

デニスは、祝日にホームページを飾る、Googleホリデーロゴ(Doodle)を、2000年から2007年あたりまで、ほとんどたった一人で描いてきた人物です。彼の作品は、シンプルな中にも温かさがあって、人をほっとさせるようなところがあります。

遊び心たっぷりのグーグルロゴを描くのは、この人!

2008年から僕もロゴを描き始め、一緒にインタビューに答えたことも何度もあります。

Googleと世間をつなぐ"Doodle"とは? - 社内デザイナーに聞く

ウェブデザインチームを率いてきたデニスは、その後Niantic Labsに移籍します。彼はまたたったひとりのデザイナーに戻ってました。初期のイングレスのビジュアルデザインはほぼすべて彼が手がけたものです。ポータルの姿や色合い、XMの煌きには、彼のどこか温かみのある作風が、よく出ていると思います。

デニスはわりとシャイなのと、あと夜型なんであまり表に出てきません。今回の来日、アートの祭典で、彼がまた来日して、ステージに上がるのが本当に嬉しい。今回、いくつかのメディアが彼へのインタビューをする予定です。どんな話が出るか今から楽しみです。

2月3日の授賞式の後、2月4日から2月15日まで六本木の国立新美術館で開かれる文化庁メディア芸術祭でのイングレスの展示は、Darsana Tokyo に引き続き、ライゾマティクス・真鍋大度さんとのコラボレーションです。三面プロジェクションで『Ingress』のAPIを活用した映像空間を現出させます。「啓示の夜」のナイアンティック研究所を再現し「Power Cube」オブジェも展示します。また三面にプロジェクションされている会場近辺の3つのポータルの状態によって、展示がリアルタイムに変化していきます。すべてのポータルが青い時にはレジスタンスに向けたメッセージが、緑の時にはエンライテンドに向けたメッセージがパワーキューブに浮かび上がります。
展示イメージ
そして、これらのポータルがある状態(秘密です)になると、真鍋さんがデザインした特典映像が流れます。一つは、先日5000人を集めて東京を舞台に行われた XM アノマリーDarsanaのログ情報を利用した特別なモーショングラフィックス。そして、もう一つイースターエッグもありますが…この条件を満たすのは難しいかも…。
ぜひ、仲間と共に訪れて、どうすればそれらが見られるのか、探してください。時によっては激しい戦いになるかもしれませんね…。

床には、啓示の夜に残されたメッセージが。隠されたパスコードを見つけてください。そして、あなたのメッセージも残してください。この床は世界中を巡ることになるでしょう。
ぜひ、メディア芸術祭を訪れて、Ingressの前代未聞のインタラクティブな展示、そして他の素晴らしい受賞作品の数々をぜひ楽しんでください。入場は完全に無料!
個人的には、真鍋さんと坂本龍一さんのコラボ作品や、「アオイホノオ(炎の転校生全巻持ってるファンですよ…)」、海女ゾネスで感銘を受けたAC部の展示が楽しみです。

また、初日である2月4日の夜 19:00 からは、今年度のエンターテインメント部門の受賞作家の多彩な表現をプレゼンテーションやトーク、パフォーマンスで紹介するイベントが、六本木のスーパーデラックスで行われます。僕も参加して、ちょっとした講演をする予定です。時間のある方は、ぜひお会いしましょう。申し込みは必要のようですが入場は無料です。定員は250名。詳細と参加申し込みはここから。

最後に、世界初の、Ingressの展示を日本で行える機会を与えてくれた文化庁メディア芸術祭の方々、大協力してくれた真鍋大度さんとライゾマティクスの皆さん、そして、大賞に導いた日本のエージェントたちの歩みに改めて感謝します。

会場内外の協力でリアルタイムに展示を変化させる前代未聞の展示、ぜひみなさん自身で確かめ、楽しんでください!





2014/10/18

アーティファクト・ゲーム 大阪湾攻防戦

このポストは、アーティファクト・ゲーム の続きです。ぜひそちらを先にお読みください

地球の裏側から、様々な国の国境を超え、リンクをつないで地球を半周させ、アーティファクトを日本まで運ぶことはできるでしょうか。

今回、世界中に出現した40のアーティファクトの目的地となるポータルは、レジスタンスはオーストラリアのシドニー、エンライテンドは日本の兵庫・西宮にある「アサリガイ(Clam Shell)」に現れました。日本のエンライテンドは、世界から集まるアーティファクトの受け入れを目指します。しかし、その道のりは平坦ではありませんでした。

ここでは、日本に上陸したアーティファクトの一つ#9を巡る、大阪湾攻防戦の様子を、エージェントからのレポートを通して、伝えたいと思います。

アーティファクト#9の旅は、日本から見て地球の裏側、チリの南部から始まりました。現地のエンライテンドエージェントはこれを国外、それも遠く離れた日本へと送り出すために奮闘を開始します。

南米のエージェントたち
チリに現れたアーティファクト#9

全てはチリ南部から始まった。レベル7や8のエージェントが少なかったが、エージェントは各地から駆けつけて#9を保持した。アルゼンチン北部のサン・ルイスへ運ぶための戦いは、2週間に及んだ。

レジスタンスのエージェントグループがサン・ルイスに来た時は、チリのアントファガスタへ、#9を避難させざるをえなかった。

チリ北部ではさらに激しい戦いがあった。レジスタンスエージェントが#9を奪って、チリ北部のイクイキューへと送ったのだ。4人のエージェントが、飛行機で駆けつけ、#9を取り戻した。600ドルの旅だ。
Hugo Contreras のレポートより


彼らはその後も激闘を続け、遂にペルーからメキシコを経由して、#9をハワイへと送り出すことに成功します。

ペルー西岸からメキシコを経由してハワイへの国際トス

南米のエージェントの思いが託された #9 を、ゴールへと導くべく、日本のエンライテンドは ハワイチームとプランを調整していきます。

Artifact #40, #9のために、ハワイチームとの交渉・スケジュール調整を担当しました。日本から挙げられた複数のプランについて、ハワイチームに説明し、プランの変更連絡等も随時実施しました。特に、Artifactイベントの終盤では、Artifactの移動間隔が、1時間から30分、15分等に変更される可能性を考慮して、ハワイからの移動パターンを作成し、調整を行いました。
 +Masahiro Kiura のレポートより

日本・アメリカの協力で #9 は日本へ


そして、Heliosシリーズの最終日である9月27日、エンライテンドはハワイから室戸岬に辿り着いた #9 を兵庫・西宮のポータル「Clam Shell(アサリガイ)」へとゴールさせる作戦「オペレーション・アサリの酒蒸」を決行しました。エンライテンドは一週間前に#40を見事にゴールさせています。レジスタンスは前回を上回る入念な計画で迎え撃ってくることが予想されました。

+Masahiro Kiura と +hori atsushi のレポートより抜粋。詳細は本レポートを。
9/27
関西チームは、様々な事情から24時頃の受入れを目指したかった。しかし、日本時間で24時ゴールを目指すと、ハワイチームは夜中から明け方の作戦となる。前回その時間での作戦を強いたハワイチームに、再度24時受入れと言うのはできないと思った。その為、今回は日本へのArtifact受入れを21:00(JST)とした。

受入れ方法は多数の案を検討した結果、前回と同じく室戸岬からアサリガイヘ直接蹴りこむ方法を選んだ。

前回の教訓を踏まえ、前回手薄だった和歌山へ遠征チームを派遣、同時に紀伊水道の要である友ヶ島にもAgentを派遣した。最終の渡し船で島へ渡れば翌日まで戻れない、キャンプ覚悟の派遣だ。

そして、ハワイ~室戸~沖縄の間に妨害Linkを出させないため、室戸岬~潮岬~式根島~野島崎という関東から関西に至る太平洋岸を完全に封鎖する妨害阻止Linkを作ることになった。
そして友ヶ島を中心に紀伊水道から大阪湾に縦リンクを張り巡らし、最後に友ヶ島をADAしてLinkを切ると同時に室戸岬からアサリガイヘLinkを通す。計画が完成した。

9/28 AM
大阪湾岸地帯と淡路島東岸には立ち入り時間に制限のあるポータルがいくつか存在する。
特に堺にある「スクラップシュート」と神戸の「神戸空港」、泉佐野の「関西国際空港」は湾内に突き出た場所にあり、関西国際空港以外は時間制限も有る戦略上最重要拠点だった。
淡路島及び友ヶ島遠征チームには、重要拠点のキーを事前に渡した。確実に抑えるべきポイントだった。

17:20
アサリガイチームの集合場所へ向かう途中、衝撃の報告を受ける。
「スクラップシュートの制圧に失敗」

17:30
室戸岬及び神戸と友ヶ島にガードリンクを張る計画だった。計画は誤ってはいなかったが、青エージェントが多方面に展開し、緑が大阪湾に張ったリンクはことごとく切断される状況。

22:00
22時までに作戦の完了を目論んでいたが、両陣営の拠点となりうる神戸空港に緑エージェントが追加で参戦したにもかかわらず、青の勢力は衰えず、23時のチェックポイントも、ただ過ぎ去って行った。一方、淡路島では、ENLチームが生石公園エリアで待機し、大阪湾の妨害リンクを阻止しようとしていた。途中参戦でかけつけた緑のエージェント2人は車で二手に分かれ、大阪湾のブロックリンクを切るために奔走した。長い時間にわたってこの攻防は続いた。

24:00
24時を過ぎても事態は打開されず、すぐに25時はやってきた。日付が変わっても、ターゲットポータルの周辺では、舞洲エリアで何人かの緑エージェントが近隣からの青の邪魔リンクを阻止するためガードリンクを作るべく奮闘していた。やはり青のほうが優勢で、アサリガイエリアに対して何度も邪魔リンクが張られた。


エンライテンドの司令塔を担当した +hori atsushi は、レジスタンスの激しい抵抗と、陣営の人員不足、特に淡路島のリソースが足らない中、予定していた25時の受け入れを諦める決断を下します。室戸、潮岬など、遠方へ走ってる仲間や周辺で走り回ってる仲間、アサリガイで辛抱強く待っているエージェントたち、日本までアーティファクトを運んでくれた海外のチーム、彼らの苦労や犠牲(時間やお金)をすべて無駄にするかもしれないというプレッシャーに押しつぶされそうになったと言います。
彼は、最後に立ち上がります。

26時も近づき仲間全員に焦燥が見られる中、最後の決断を下した。
”27時のチェックポイントが、最後の戦いだ”
大阪、神戸、淡路島、そしてその他すべてのオペレーションに携わる緑チームのメンバーは、27時に向けて最後の力を振り絞った。


レジスタンスのブロックリンクがすべて消されたのは26:15。英語版のレポートを投稿した +Masahiro Kiura は、それを「奇跡のようだった」と書いています。

極秘に和歌山で潜んでいた @Danatea が加太から舞洲と南港へと伸びていたリンクを切り、ついにリンク可能なポータルがスキャナーに現れた。ガードするリンクが張られ、さらに増えた。淡路島の @Touji は、神戸へのガードリンクを即座に張った。レジスタンスの島からのリンクは @yhafei によって一掃された。

その緑の線たちは、まるで咲き誇る花のように美しかった。淡路島の生石から西側のリンクが、和歌山の加太から東側のリンクが、そして、中央には、まっすぐ長い、全てのエンライテンドチームがずっと待ち望んでいたリンクがあった。

室戸岬のエージェントの準備はできていた。ハワイから運ばれてきた#9を確実にキープしていた。そして、時は来た。アサリガイへのリンクは、張られた。

ターゲットポータルでは、エンライテンドエージェントが最後の仕上げをした。真実の瞬間だった。四国のエンライテンドもいた。何が起こるのか、みんなわかっていた。「10, 9, 8, .....3,2,1,0」27時になった。そして、#9は遂にアサリガイに安置された。長い旅はついに終わりを迎えた。
Clam Shell(アサリガイ)に到達したアーティファクト
アサリガイで戦ったエージェントたち


エンライテンドがレジスタンスの堅守をついに破る瞬間を、タイムラプスで捉えた映像が +UTaro Ingress の手によって残っています。その美しさは、まさに花のようです。(2:25辺りからがその瞬間)


守ったレジスタンスも、エンライテンドをギリギリまで追い詰めました。
この時、オペレーター役を務めていた +Tomohiro MATSUDA は、こう回想しています。

結果的には読み読みが甘かった部分を突かれて押さえ込まれゴールされてしまいましたが、このあたりは少しの差だったように思えます。上手く行けば1~2時間いや、下手したらもっと粘れたかもしれないだけに悔しいところですが、ともあれだいぶ妨害できたと思っているので満足です。

実際、この27時の総攻撃が成らなければ、エンライテンドは諦めていたかもしれません。

地球の裏側から、各国のエージェントの思いの乗ったアーティファクトを、ゴールへと運びきったエンライテンドは本当に見事でした。彼らの作ったこのオペレーションのエンドロールを見てグッときてしまったのは僕だけではないはずです。




後日、このオペレーションに参加したエージェントがこんなポストをGoogle+に上げていました。

+たなかたけ  originally shared:
なんかね、 #HELIOS も終わって平穏な日曜日を過ごしながら湾岸線を走ってるだけなのに、いつもと世界の見え方が違うの
それぞれの沿岸部で起きたストーリーや、それに関わったたくさんの人達、海の向こうに張られたリンクの先にあるもの、そんなたくさんのものが見える。

「あなたの周りの世界は見えたままとは限らない 」

そういうことだったのか。




2014/09/12

アーティファクト・ゲーム

大玉転がしを世界中の人でおこなったら。
人類は文化や言語の壁を超えて協力し、国境や海を超えて、香港からサンフランシスコまで玉を運ぶことはできるでしょうか。


Ingressをさらなるステージへと運ぶメカニズムとして「アーティファクト」があります。世界中にバーチャルなオブジェクトを落とし、これを運ぶ、世界を股にかけた「大玉転がし」のようなものです。2つの陣営はどこにこのオブジェクトがあるかを探し、リンクをつないで、世界のどこかにある目的地へと運びます。


国境をまたぐ移動を実現するためには、街の中だけでなく、国を超えたコミュニケーションが要求されます。
2013年末、世界各地に13のオブジェクトが発生しました。この時の勝利条件は、レジスタンスはこれをアルゼンチンのブエノスアイレスへ運ぶこと。エンライテンドはアメリカのサンフランシスコへ運ぶこと。それも1ヶ月以内に。
この時、日本を通過したオブジェクトもありました。

香港で発生したShard#4と呼ばれるこのオブジェクトをベトナムへと運びだしたのは、レジスタンス。その時の生々しい戦いを香港のレジスタンスコミュニティが伝えてくれています。


「香港から現れると聞いた時は、嬉しさと恐ろしさがあった。世界を股にかけたイベントに参加できる喜びと、国外へ運び出すことの難しさからだ」
「世界中のレジスタンスコミュニティと連絡を取り合い、考えうるキーの受け渡しをした。」
「グラウンド・ゼロ(オブジェクトが発生すると予測されたポータル)での戦いは熾烈だった」 (*Jarvis Shard #4 *より)


このオブジェクトは、ベトナムからマレーシアへと渡り、台湾に到達します。そして、そこから沖縄へと運ばれるのです。ここで主導権を握ったのはエンライテンドでした。作戦をコーディネートしたエージェント Hiyoko145 によれば、その際の様子は一筋縄ではいかないものでした。


11/17
東南アジアエンライテンドチームから#4を日本経由で送りたいという提案があり、台湾-沖縄-和歌山-ハワイを想定して東京チームを立ち上げ。

11/19
当初日本のキーがハワイエンライテンドに渡るまで台湾エンライテンドが#4を確保する予定だったが、予想以上にレジスタンスとの攻防戦が激しく、台湾エンライテンドの判断で#4を沖縄へ。11/23に新潟を経由してロシアへ送ることに。

11/22
ハワイ経由でシアトルへ帰るエージェントに日本のキーを渡すことに成功。しかし彼がハワイに着くのは日本時間の11/24。

11/24深夜
沖縄チームがキーを持っていた大阪のエンライテンドファームへリンク。関西エンライテンドチームから大阪のエージェントが深夜ドライブで#4を和歌山へ。

12/01
和歌山でshardポータルへのリンクに成功。和歌山・伊豆チームとも翌日まで待機。

12/02
早朝#4が伊豆へ移動。ハワイ-伊豆のリンクが失敗。ハワイエンライテンドはVRLAポータルを破壊。その後の検証でリンク経路が他のリンクでブロックされていた事が判明。15時間後#4は残されたリンクを通って再び和歌山へ戻る。

12/07
関西エンライテンドチームがロシアルートを計画。
伊豆-新潟ルートは青リンクにより塞がれていたが、検討を続けていた東京エンライテンドチームが沼津からロシアへ直接リンクできるルートを発見。

12/08
東京エンライテンドチームがキーを持っているポータルに#4が留まっていた事が幸いし、伊豆-和歌山のリンクに成功、#4は和歌山から伊豆-沼津を経由してロシアへ。その後ロシアエンライテンドにより他4つのshardと共にシベリアへ\(@▽@)/


ロシアのエージェントは、#4を含む5つのオブジェクトをシベリアに集め、そこからサンフランシスコまで6350kmにわたる超長距離リンクを生成し、一気に運ぶ壮大な計画を立てます。この際のエージェントたちの国際的な連携は信じがたいほどのものでした。


"ボルゴグラードに飛べるか?" 
"いつ?" 
"4時間後のフライトだ" 
"問題ない"

僕は状況を伝えた。遅れる可能性もある。まったくの無駄になるかもしれない。想定以上の敵に直面するかもしれない。なんの保証もない。でも彼の答えは変わらなかった。「問題ない」。(Siberian Sun Part 1 より)

Shard#4は日本に粘り強く留まっていた。ウラジオストクへのリンクは何度も拒まれた。極東地域を担当したMariaとhiyoko145にコーディネートされた日本チームは何日も何日も、一ヶ月にわたって挑戦した。この長い滞在の中で、日本チームはこいつを「博士」と呼ぶようになった。Siberian Sun Part 2より)

次の数時間は、ヤクツーク、マガダン、そしてサンフランシスコのチームと同期した。時差、日付も違う、練りこまれた計画だが、誰も試したことはない…。5つのオブジェクトが1つのポータルで衝突したことはない、誰も6380kmのリンクに挑戦したことはない、だが、この全てを起こさなくてはならない、史上初めて。失敗は許されなかった。(Siberian Sun Part 3 より)


この超長距離リンクは、見事に成りました。この時、エンライテンドは13個のうち8つをサンフランシスコに運び、レジスタンスは5つをブエノスアイレスへ運んだのです。



今年5月には、初めて日本にオブジェクトが現れました。京都下鴨神社です。



この時から、「アーティファクト」と呼ばれるようになったこのオブジェクトの目的地はテキサス。日本のエージェントはこのとき、ロシアではなくハワイを経由することを選択しました。しかし、ハワイまで運ぶことは成功したものの、そこからアメリカチームは本土への上陸を果たすことが出来ず、運搬は失敗に終わりました。


そして、今、3回目のアーティファクト・ゲームがまさに進行しています。そして今回は、日本が重要な役割を果たすことになります。

まず、2つのアーティファクトが日本に現れました。その1つは上高地に出現。


#ヘリオスアーティファクト   が日本で生える、しかも #Artifact11   はマイカーで行けない上高地温泉で平日に生えると聞き #Resistance は真っ先に計画を立て始めました。一時間後にはエージェント +Miwa Komatsu  /@SANZAIと奥さんのエージェント@tefutefuyaは片道四時間の旅に午後の日曜出ました。(Operation Helcat より。日本語での解説と、素晴らしい写真があります。)


このレジスタンスの圧倒的な機動力によって、日本国内での滞在わずか4時間で、このアーティファクトはハワイへと送られ、見事に目的地のアイダホに届きました。アーティファクトの発生場所のヒントは、SNS上で謎解きの形で与えられます。この時は、石巻のサン・ファン・バウティスタ号にヒントがあることを暗示する画像が掲載され、現地のエージェントが船をハック。上高地の位置が隠されたメディアを事前に得たことで、発生前に入念な準備を整えた結果でした。

石巻イベントでも活躍したエージェントがヒントを獲得した

2つ目のアーティファクトは、日本最北端の地、北海道、宗谷岬の間宮林蔵像に現れました。



これを運ぶべく、レジスタンスが目指すのはオーストラリアのシドニー。エンライテンドはなんと日本の神戸です。

このシリーズでは、合計40個ものアーティファクトが世界各地に現れ、そのうち14個が目的地に送られ、ロックされました。そして、残り26個のすべてが、神戸とオーストラリアに向けて運ばれようとしているのです。

アーティファクトには、世界中のエージェントの冒険と思いが乗せられています。海を超え、国境を超えて、それらが日本に集まってきます。

エンライテンドは、一体いくつのアーティファクトを神戸に集めることに成功するのか。日本のレジスタンスは神戸に届く前にそれをブロックし、シドニーへと送ることができるのか。

もう一度最初の問いを。

大玉転がしを世界中の人でおこなったら。人類は文化や言語の壁を超えて協力し、国境や海を超えて、玉を運ぶことはできるでしょうか。

イングレスエージェントは、誰もの想像を超える形で「イエス」の声を伝え続けています。

今回の期限は9月27日。
日本を舞台にどんな物語が生まれるのか…。

世界中の健闘を祈ります。


後日追記:
そして、大阪湾では歴史に残るような凄まじい攻防戦が展開されました。その様子もまとめてありますので、ぜひ御覧ください。
アーティファクト・ゲーム 大阪湾攻防戦

2014/08/12

オペレーション・マタハリ

8月9日、16カ国、160名以上のエージェントが協力してアジアの海を超巨大フィールドで覆ったオペレーション・マタハリ。国際間の緊張が高まるアジアにおいても、イングレスが違った国籍、文化、言語の人々を共につなげたこのオペレーションのレポートを日本語訳しました。


原文
https://plus.google.com/u/0/+MathewFogg/posts/8p1QiW6q5pe

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Mathew Fogg の投稿
オペレーション・マタハリ
日時:2014年8月9日
MUカウント:6億5970万1766

8月9日に、台北、クアラルンプール、香港で行われたアノマリー(世界各地で行われる特別イベント)と時を同じくして、多数の国と大陸のエージェントたちが、東南アジアの大部分を覆うためのオペレーション、マタハリを実行した。参加したエージェントは、大韓民国、台湾、フィリピン、インドネシア、インド、ベトナム、オーストラリア、中国、香港、モーリシャス諸島、スリランカ、タイ、モルディブ、マレーシアに及び、そして、世界からオペレーター工作員も参加した。

オペレーション・マタハリのプランは、アジアのアノマリーサイトが発表された7月4日に始まった。全ての国のシニアエージェントがアイディアを話し合い、議論した。準備段階では、重要なポータルキーの移動がアジアとオーストラリアで行われた。二人のオーストラリアのエージェントが韓国へ飛んで西オーストラリアのキーを届け、最終局面ではインドネシアからインドへのキー移動も行われた。全ての国のエージェントが多くの距離を旅し、たくさんのフライトと、多くの深夜をオペレーション・マタハリの実現に費やした。

張り詰めた数週間に渡る計画の後、グリニッジ標準時0400時に、インド、インドネシア、台湾、スリランカ、モルディブ、そしてフィリピンのエージェントたちが、ブロックリンクを落とすために配置に着いた。フィリピンでは、特別地域に指定されていたマニラにメガフィールドを張ろうとしていたレジスタンスエージェントたちの激しい抵抗にあった。死闘の末、マニラ東部にリンク経路を確保した。スリランカとモルディブ、そしてインドでは、同じく特別地域に指定されたコインバトールの上に展開されたレジスタンスのメガフィールドがモーリシャス諸島への経路をブロックしていることが判明して、エージェントたちの緊急出動を余儀なくされた。台湾のエージェントたちは、中国と台湾の間の海峡をコントロール下に置くために激闘を展開した。レジスタンスがこの海峡にリンクを作り維持するために戦ったからだ。しかし、エンライテンドは、戦略的なブロックリンクを配置することで、経路を確保することができた。インドネシアでは全国にわたって、計画通り戦略的にブロックリンクを配置し、経路を確保することができた。

ブロックリンクを落とし、リンク経路を確保するためのエージェントたちの激闘の末、そしてオーストラリアのDaintree地区と、インドネシアのランプンにあるポータルの確保の後、韓国とオーストラリアは、この3地点を結ぶ 5億6170万8405マインドユニットのコントロールフィールドを作ることができた。この作戦のためにベトナムに飛んだオーストラリアのエージェントは、ベトナムのカンダオからインドネシアのランパンまでのリンクを張り、インドのエージェントがチェンナイの寺とリンクを結んでインドに渡るフィールドを作り上げた。モーリシャス諸島のエージェントが 9799万3361マインドユニットのフィールドを作ったのち、西オーストラリアのエージェントがこれをつなぐ。このオペレーションは、合計で6億5970万1766 マインドユニットをエンライテンドにもたらした。

オペレーション・マタハリは、イングレスがどうやって違った国籍、文化、言語の人々を共につなげるかの真の実演であり、信じがたいほど素晴らしい経験だった。

130人以上のエージェントが巻き込まれたのだ。

このオペレーションに貢献した次のエージェントたちに、敬意と感謝を表明したい。彼らのエージェント名と、所在地、そして役割は以下だ。

@CupuGan                     インドネシア コーディネーター
@yozelectric                 インドネシア コーディネーター
@posisi69                      スマトラ, インドネシア 戦闘工作員
@zizkulerr                      スマトラ, インドネシア 戦闘工作員
@ARVodka                     Sumenep, インドネシア 戦闘工作員
@Gannes                        Sumenep, インドネシア 戦闘工作員
@MoncheL                     Bangkalan, インドネシア 戦闘工作員
@Reszandroid               Bangkalan, インドネシア 戦闘工作員
@Fr33pr0xy                    Makassar, インドネシア 戦闘工作員
@Ichalrauf                       Makassar, インドネシア 戦闘工作員
@lonehack                      サマリンダ, インドネシア 戦闘工作員
@rotwailler                      サマリンダ, インドネシア 戦闘工作員
@DYonS                           Batam, インドネシア 戦闘工作員
@afterawake                  Batam, インドネシア 戦闘工作員
@catalystro                    Pramuka Island 戦闘工作員
@eyerizq                          Pramuka Island 戦闘工作員
@Voidless                        インドネシア 指揮
@CapressSingkong       インドネシア 指揮
@THOMZZ                       インドネシア ポータルキー運搬
@dotmelie                        パース, 西オーストラリア 指揮
@RigilKent                       キャンベラ, オーストラリア 首都地域 指揮
@zyrorl                              ブリスベン, QLD, オーストラリア 指揮
@130spectre                   ニュージーランド 指揮
@renegades                     Exmouth, 西オーストラリア 計画立案 / リンク作成
@AubinPhoenix               Exmouth, 西オーストラリア リンク作成
@BobKeever                    Exmouth, 西オーストラリア リンク作成
@shamblatron                 Cairns, QLD, オーストラリア 戦闘工作員
@TroutWA                        パース, 西オーストラリア 指揮
@MrShiggles                    Queensland, オーストラリア 計画立案
@KudraKalliope               Melbourne, オーストラリア 計画立案 / ポータルキー運搬
@hazbot                           ベトナム (from パース, オーストラリア) リンク作成 / ポータルキー運搬
@zequib                            ベトナム (from パース, オーストラリア) リンク作成 / ポータルキー運搬
@hyrra                               パース, 西オーストラリア 運搬・旅程 工作員
@FlippedOut                   キャンベラ, オーストラリアn Capital Territory 指揮
@ParrotHerder               パース, 西オーストラリア 指揮
@SummerFreight           台湾 戦闘工作員 / コーディネーター
@GV4WKK3R                  台湾 戦闘工作員
@naihsi                             台湾 コーディネーター / 計画立案
@CBWReborn                  台湾 戦闘工作員
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これは一部で、もっと多くのエージェントがこのオペレーションの一部となった。関わった全ての貢献者にこのオペレーションの成功を捧げ、感謝を示したい。ありがとう。

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2014/04/02

IQはもう古い? 僕の5つの採用基準


IQはもう古い。グーグルの5つの採用基準」なる記事を読んだ。タイトルはともかく内容はちゃんとしている。これを読んで思ったのは、『「●●の5つの●●」とかって、やってみたかったんだよなぁ!』ということだった。(ラズロ、ごめん)

僕も、Googleにもう7年も勤めてしまった。アジア太平洋のチームマネージャー、そしてグローバルマネージャーとして、日本でも米国本社でもたくさんの面接をし、現場で判断をしてきたので、それなりに思う所はあるのだ。

そう。
だから、ここに自分なりの5つの基準を書いておこう。過去数年、周囲のすごい同僚を見ながら、見つけた5つのポイントだ。 面接時にこの5つを兼ね備えていたら、少なくとも僕は"must hire"にするだろう。(僕以外の面接官がどう判断するかは保証しないが)




1. 裸足の人

間違いない。自分の周囲で、オフィスで裸足になってる人(年中サンダルも含む)は問答無用でぶっちぎりでできる人ばかりだ。本当だ。社内CMSを作ったJも、うちのCTOも裸足だ。スティーブ・ジョブスも裸足派だった、と言えば説得力が増すだろうか。信念と自信があり、自由だ。偉くなっても裸足でオフィスを歩ける人は、素晴らしいと思うし、そうありたい。ちなみに、オフィスだけでなく、通勤中も裸足の若者もここでは見かけたことがあるが、あれは何か踏んだりしないか本当に心配になってしまう。


2. 年中全身一色の人

葬式でもないのにいつも全身黒づくめ、とか。同じ服しか着ない、とか。独創的な人が多いように思う。僕の上司のホリデーロゴの初代デザイナーとかはたいていいつも真っ黒だ。プログラミングの世界大会で優勝するようなエンジニアもいつ見ても黒い(影響されて黒くなってしまった若手もいる)。アイスホッケー選手のユニフォームばかり着ているなんてのもいる。そういえばジョブスもイッセイ・ミヤケのタートルネックばかり着ていたのは有名な話だ。



3. スタークラフトで3人と同時に戦える人

リアルタイムストラテジーゲーム、スタークラフトは認知力の向上に役立つ、という記事が話題になったが、その真偽はともかく、周囲のスタークラフト上手は、仕事もできる。3人と同時に戦えるような達人もいて、彼は仕事も、レスポンスも、同時処理能力が尋常でなく高い(仕事中に対戦の中継動画を見てたりもするが…)。ちなみに「ワールド・オブ・ウォークラフト」は違うゲームで、これにハマっている人は寝不足で昼間の生産性が低くなりがちだ。名前が似ているので注意してほしい。


4. 6言語くらい話せる人

6言語くらい話せる人を何人か知ってるが、例外なく「ああ、こいつはほんとに天才だ」と思う。聞くと大体、言語を知るのが趣味なのだとか。物事を色々な角度から考えることができるので、コミュニケーション力も高い。3言語話せるくらいはわりといて、これは普通の人でも到達できる感がある(というか普通の人もいる)が、6言語以上くらいというのが超人と人間の境界線、という感じがある。


5. パズルをいじってる人

ミーティング中もずっとバッキーボールをいじっている人がいるのだ。ジャグリングがうまい人やルービックキューブを解くのが早い人も多く、仕事が大変できる人が多い。インターン期間が終わるまでに6面揃えてみろ、とキューブを置いておいたら、母国の南アフリカまで持ち帰って、後日「できました!」と証拠画像付きメールが送られてきたりしたこともある。今では正社員だ。そろそろキューブを返してほしい。


6、といいたいところだが、5つと言った以上、これ以上出せない。意外と難しいものだ。
とりあえず、僕の7年に渡る観察の成果を惜しみなくここに掲載した。長くなるので端折ったが、それぞれ「なぜなのか」をじっくり考えてみると、いい暇つぶしになるだろう。
立派な元記事IQはもう古い。グーグルの5つの採用基準」と合わせて(合うのか?)、ぜひ存分に活用してほしいと思う。


おまけ1:

うちのチームのベテランエンジニアは、
『面接の最後に、「コンピュータを物理的にパッケージするものはなにか」次から選べという質問をして、

   1.ハードウェア  
   2.ソフトウェア
   3.タッパーウェア

という質問で3を選ぶことができる人を雇う
と言っていた。
ほんとかよ…。


おまけ2:

Googleのスタートアップは社内でも秘密のプロジェクトだったりするので、公募はしない。初期メンバーが自分でこの人は、と思う人に声をかけて採用プロセスが始まることが多い。そして、その人をどれだけ推しているかに使われる表現の一つが「自分が今まで一緒に働いた人の中でトップ1%」というものだ。これを問われると、その人そのものが問われるので大変ハードルが上がり、かつ、入った後も紹介してくれた人の1%としてがんばらなくてはならなくなるので、結果的にはチームのためになる。もっとも今まで一緒に働いた人の数なんて数えてないから、まあ、適当だけど。



(なお、この投稿をポストした時、アメリカはまだ4月1日である。)


2014/02/25

Improvって何?

HEROESの、ヒロ役で有名な、マシ・オカさんとGoogleで。
最初はランチだけのつもりが、マシさんが積極的に広めているImprovのワークショップも開くことに。

Improvというのは、訳すと「即興」で、役者やパフォーマーが学ぶものだが、そのメソッドがコミュニケーションやチームビルディングにも役立つということで、各地で一般向けにもワークショップが開かれている。チームメートによればサンフランシスコでも毎週末どこかでやっていて暇な時にプラっと行ったりするらしい。社内にもimprovに関するメーリングリストがあって、数百人が入っていたりする。実際自分の周囲にもImprovをカレッジで学んでいたという人が何人もいる。

調べてみたら、日本でも「インプロ」という名前で広めようという活動が繰り広げられているが、一般への知名度はまだそれほど高くないようだ。マシさんは、日本に Improvを広めようと、すでに30回以上も日本でワークショップを開いている。

ワークショップのイントロ部分の様子をGoogle Glassで撮影したのがこちら。


何をやっているか、ちょっとわからないかもしれないが、これは自分が手を叩くタイミングを目をしっかり見て伝え合う、というゲーム。2時間以上、他にも様々なゲームを行った。



終わってみて驚くほど気分がよくなっている自分がいた。体を動かして、表現したり、コミュニケーションを取る、ということがこんなに清々しいとは。Improvの最も重要なモットーは「Yes, and...」だという。まず肯定することで、アイディアを自由に表現できる環境を作り、「and..」で発展させていく。独創が重なって、思いもよらない反応が生まれる。声を出し、体で表現することで、恥ずかしがらなくなり、気持ちが解放されていく。



感じたのは、コミュニケーションが重要であり、伝えるには様々な方法があること、伝わるまで伝え続けること、伝わったことを伝えること、がとても大事だ、ということだ。そして、それがいかに普段できていないか、ということだった。価値観が違うんだから、伝わらなくて当たり前、とどこか諦めている自分だ。それは単に努力や工夫が足りないだけで、伝わるまで伝える努力をしない選択をしているだけなのだ。



スティーブ・ジョブスは「1000のNoを言う必要がある」という名言を残した。仕事では、「No」を言う局面は多い。だが、だからこそ「Yes, and...」を心がけようと思った。実際これは、あらゆることにクリエイティビティをもたらす言葉だ。ブレインストーミングなどでは鉄則のコンセプトなので頭で理解している人は多いと思う。ただ、improvは頭で理解するのではなく、体を通してそれを学ばせてくれるので、新鮮で大変気持ちがよく、大きな発見があった。



「終わった後、みんなの目が輝いているんですよ」とマシさんは嬉しそうに言っていた。
忙しいマシ・オカさんが、なぜ3時間も使ってワークショップまで開いてくれるのか、と不思議だったが、純粋に、少しでも多くの人にimprovを伝えて、人を笑顔にするのが楽しい、世界をよく変えるきっかけにしたい、ということなのかもしれない、と思った。

マシさんは、日本でも Improv の普及活動を本格的に広めていくという。そして、日本のような文化にこそ、Improvの良さがより活き、大きな変化を起こすことができる、と言っていた。僕もそう思う。

マシさん、ありがとうございました!